今回は、石鹸に関する内容について書いていきます。
よくネットでは、
髪を「すっぴん髪」にするといいらしい
なんてことが、書かれていたりします。
- 肌が弱いから石鹸を使ってる
- アレルギーがあるから、石鹸を使ってる
- 石鹸が一番肌にいい
- 髪と地肌に良いから石鹸を使ってる
- ハリコシが石鹸シャンプーでよみがえりました
ですが、はたして本当にそうなのでしょうか?
ネットで出回る、石鹸についてのアレコレ。
あすなれ編集部で、ちょっとした実験をしてみます。
左から、美容室で使用しているスタンダードなシャンプー。
真ん中は、ハンドソープです。
右は、某有名メーカーの化粧石鹸を溶かしたもの。
◯◯g 1800円の石鹸です。
ここから、何をするかというとpH(ペーハー)を調べます。
かといってpHは、低ければいいものではありません。
この3つは、身体を洗うものです。
なので、pH6~7が理想だと思ってます。
特に、髪を洗う場合pHは、4.5に近い方がいい。
でも、汎用性を考えるとpH6ぐらいが理想だと思ってます。
この黄色い紙は、リトマス紙みたいなもの。
なんとなく、pHが分かります。
では、某有名メーカーの化粧石鹸から、pHをはかってみましょう。
深い緑になるとpHが高い、ということです。
つまり、アルカリ性。
肌は、弱酸性。
肌はアルカリに偏ったら、酸性に戻ろうとします。
(アルカリ中和能)
つまり、肌は酸性でいたいのです。
それでは、有名メーカーの化粧石鹸の結果は?
ガッチリ、pH9以上。
これが、悪いわけではありません。
その辺は気にしなかったでしょうし、汚れを落とすにはアルカリ性のほうが都合がいいからです。
でも、髪に優しいのでしょうか?
次にハンドソープのpHを調べてみましょう。
こちらが、pH7~8ぐらいですね。
髪の毛を洗ってもいいレベルです。
では、美容室で使ってるシャンプーは?
pH6。
お肌に優しいpHです。
ということで、
石鹸で髪を洗うことは、やめましょう。
pH実験からもわかるように、アルカリ度は別として、カラー剤やパーマ液レベル(もはや、弱めののパーマ剤より高いPH)のアルカリです。
髪も、肌も、お顔もこれ一本みたいな石鹸。。。
これでは、ハリもコシも出ませんね。
石鹸シャンプーになるとさすがにpH調節していると思いますが、やはり高いままのものが多いです。
そこで、ハッキリ言うと
髪の毛には、石鹸は不向き
むしろ、使わないでほしい。
肌は、タイプによって違うと思います。
アレルギータイプの方は、シンプル配合の多い石鹸がいい場合が多いでしょう。
特に、アレルギーの方は、固形のものがオススメ。
また、敏感肌や乾燥による肌荒れの方は、pH調節してあるものがいいと思います。
洗剤(界面活性剤)として、石鹸はNG
多くのアミノ酸が流出し、乾燥する可能性があります。
へんな話、嫌われ者の高級アルコール系の洗剤のほうがマシです。
ラウレス硫酸naとか合成界面活性剤ですね。
おすすめしている訳ではないですよ。
マシなだけです笑
以上、pH実験でした。