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【ちょっとマニアック編】毛髪のしくみを、わかりやすく解説します。

こんにちは。

あすなれ編集部です。

 

皆さん、ヘアライフは充実していますか?

最近は、髪や頭皮のお悩みに関する記事を多く執筆してきました。

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たまには基礎的な毛髪理論も執筆したほうがいいかな?ということで、今回は髪の毛の構造、すなわち「しくみ」についてお話していこうかと思います。

ちょっとマニアックな話なんですが、ぜひ読んでみて下さい。

まずは髪の毛の役割を知ろう

髪の毛というのは、様々な役割があるんですよね。

 

代表的なものを3つ挙げると

・ヘアスタイルやカラーリングを楽しむ装飾機能

・紫外線から頭皮を守るための紫外線防御機能

・人体にとって有害なものを体外に排泄する機能(水銀やヒ素など)

です。

髪の毛の3層構造

意外と知られていないのですが、髪の毛は3層構造です。

どういうことか?というと、カッパ巻きをイメージしてください。

カッパ巻きって、

  • のり
  • ごはん
  • きゅうり

の3層構造ですよね?

 

髪の毛もそんな感じです。

キューティクル、コルテックス、メデュラの3層構造でできています。

毛髪の太さは細い髪で0.05~0.07㎜、普通毛で0.08~0.09㎜、太い髪で0.10~0.15㎜です。

キューティクルって?

髪の毛のいちばん外側、カッパ巻きで例えるなら「のり」の部分をキューティクルといいます。

キューティクルは透明なウロコ状で、約3枚から10枚の層となっており、毛髪全体の約15%を占めています。

手で触ったときのなめらか感、そしてつやを出してくれるのはこのキューティクルです。

そして、ブラッシングなどの物理的刺激から髪を守ってくれています。

コルテックスって?

カッパ巻きの「ごはん」の部分をコルテックスといいます。

コルテックスはキューティクルの内側にあり、紡錘形(ぼうすいけい:円柱状で真ん中が太く、両端が次第に細くなる形)で縦方向に規則正しく並んでいます。

毛髪の約85%から90%を占めていて、このコルテックスの状態によって毛髪の強度や髪色が決まります。

メデュラって?

最後に、カッパ巻きの「キュウリ」の部分メデュラについてです。

メデュラは毛髪の中心に存在し、毛髪によっては存在しない場合や途中で切れている場合があります。

ちなみにこのメデュラ、幼児の髪や産毛にはないんですよね。

そして、毛髪が太いほど量が多くなっています。

また、加齢に伴いメデュラが増えることが知られています。

 

今度は、それぞれを更に深堀りしていきましょう。

キューティクルの構造

キューティクルは細い髪で約3枚、普通毛で約5~6枚、太い髪で約10枚重なり層となっています。

キューティクルを大まかに3層構造に分けると、エピキューティクル、エキソキューティクル、エンドキューティクルとなっています。

エピキューテクル:いちばん外側にある半透明のキューティクル。

水を弾く性質をもち、カラー剤やパーマ剤といったアルカリなどの薬剤に対して強い性質を持っています。

エキソキューティクル:中間にあるキューティクル。アルカリに対して弱い性質。

エンドキューティクル:いちばん内側にあるキューティクル。親水性で、アルカリなどの薬剤に対して弱い性質を。

キューティクルの構造その2

キューティクルとキューティクルの間には、CMC(細胞膜複合体)があります。

この、あすなれの記事にもCMCという言葉は頻繁に出てきます。

それぐらい、髪にとっては必要不可欠なものなんですよね。

 

これはなにかというと、キューティクル同士を接着してくれる接着剤のようなものです。

そして、このCMCが水分や薬剤の通り道となっています。

 

健康な髪の水分は11%から14%を維持していますが、これはキューティクルが毛髪の水分量に応じて開閉し、調節しているためです。

また、キューティクルが多層構造であることから髪のツヤが生まれます。

光が当たると半透明の層の内部で多層膜干渉が起こり、ツヤとなります。

これは真珠のツヤと同じ原理ということですね。

キューティクルにある18-MEA

キューティクルの表面には18-MEAというものが存在します。

これはキューティクルを守ってくれる脂肪酸のことですね。

天然の油(保護膜)というと、わかりやすいかもしれません。

 

この18-MEAは、皮脂腺から分泌される皮脂を毛先まで運ぶ通り道なんですよね。

皮脂ってすごく大事で、髪や肌を守るバリア機能があるんです。

ですが、洗顔やシャンプーなどで洗い流されてしまいます(@_@;)

 

…なんですけど、髪には本来失われた皮脂が18-MEAの道を通ってキューティクルの表面を覆うことで、自ら回復させる機能があります。

つまり、自分の皮脂を毛先まで運ぶ機能を持っているのです。

キューティクルはヒト皮脂膜で覆われており、皮脂膜は疎水性の高い成分で構成されている為、キューティクルは疎水性を保つ事ができるのです!

まとめ

今回は、こんな感じで髪の毛の構造について解説してみました。

髪の毛という身近なものなのに知らない、ちょっとマニアックな話です。

読んでいただいて「へぇ~」とでも思っていただけたら嬉しいです。

ではでは。