皆さんは、こんなお悩みを抱えていませんか?
知っているようで、イマイチ分からない「髪が傷む原因」
今回は、わかりやすく解説していきたいと思います。
その前に!!まずはあなたの【髪の痛み度チェック】
自分の髪が、どれぐらい傷んでいるのか気になりますよね。
ここで、自分で簡単に把握できるセルフチェック方法を説明します。
セルフチェックの方法はズバリ、
「髪を乾かすのにかかる時間」
です。
お風呂から上がって、髪が濡れている状態からスタートです。
(タオルを使って、軽く水気は拭き取っておきましょう)
・ショートヘアなら5分程度
・ミディアムヘアなら10分程度
・ロングヘアなら15分程度
が、理想です。
髪を乾かすときは、完全に乾いていなくて大丈夫です。
(8割ぐらい乾いていればOK)
ドライヤーは1200wで計算しています。
ドライヤーの風量によって、多少乾くまでに時間の差がでますが、それでも大体5分程度ですね。
乾くまでにかかった時間/おおよそ時間どおり
【ダメージレベルは3~4】
ダメージレベルは、そこまで高くない状態です。
少しケアを取り入れるだけで、もっと髪がキレイになっていきますよ。
約5分~8分オーバー
【ダメージレベルは5~7】
ちょっと髪が弱ってきている状態です。
繰り返しのカラーやパーマ、縮毛矯正をしている方に多いです。
カラーやパーマ、縮毛矯正といった薬剤を使うメニューをするのであれば、その後のシャンプーとトリートメント選びが重要になってきます。
それらを取り入れることで、未来の髪の状態は驚くほど変わります。
15分以上オーバー
ダメージレベルは8~10
この段階の方は、過去にブリーチ履歴がある人に多いです。
また縮毛矯正で傷んでしまった人も、こちらに入ります。
この状態から髪をキレイにしていくには、ヘアケアはもちろんですが、髪の内側から直していかなくてはなりません。
【なんで乾かす時間でダメージレベルが決まる?】
傷んだ髪はどういう状態なのでしょうか?
それは
「水分調節機能が狂った状態」
のことを言います。
私たちの髪の毛は、もともとは「水分調節」が正常に働いています。
どういうことかというと、髪の毛が「余分な水分は外に排出しようとする」のです。
ですが、カラーリングやパーマ、縮毛矯正などをすることで、少しずつ水分調節機能が狂ってきます。
すると、髪が水分を離さなくなるのです。
その結果、髪が乾くのに時間がかかる、ということになります。
小学生や中学生など、カラーもなにもしてない人の髪は、あっという間に乾きます(笑)
カラーもパーマもなにもしていないのに時間がかかる、という人は「油(ヘアオイル)のつけすぎ」が考えられます。
オイルのつけすぎは、オーバードライの原因にもなりますので注意が必要です。
こちらは、後ほど説明します。
ダメージしている髪を知る
髪がダメージを受けると、まずこのような現象が起こります。
- ツヤがなくなる
- 髪が全体的に白っぽく色あせて見える
- 乾燥する
これらの悩みは、共通して「髪の中が空洞化している」ことが原因です。空洞化とはつまり、髪の中に無数の穴が出来ていることです。
髪が痛む主な原因その①/直接的ダメージ
直接的ダメージとは、髪に触れることで起こるダメージです。
例えば、ヘアアイロン。
熱のダメージによって傷むと思われがちですが、それよりも「髪を挟むときの直接的な衝撃」で傷みは進行します。
180度の熱を使って短時間でソフトにアイロンを通すのと、140度の熱を使って何度も何度もプレスするのとでは、圧倒的に後者のほうが髪の毛は痛みます。
そして、ブラッシングにも同じことが言えます。
毛先が引っかかる、からんでいるからといって無理にとかしたりするのも厳禁です。
その②パーマや縮毛矯正など薬剤によるダメージ
パーマや縮毛矯正といったメニューがなぜ傷むのかというと「アルカリ剤」を使うからです。
アルカリ剤のチカラを使って髪を柔らかくすることで、カールをつけたり、くせ毛を真っ直ぐにできる、そんなイメージです。
アルカリを使ったメニューをする場合、大切なことが2つあります。
それは、
・信頼できる美容師さんに施術をお願いすること
・お家でも薬剤除去のヘアケアを取り入れる
です。
信頼できる美容師さんにお願いしたほうがいい理由
髪のダメージを予防するためには、美容師さんの知識が必要になります。
アルカリ剤の使い方が上手な美容師さんにお願いすることで、未来の髪のコンディションは、かなり変わってきます。
あなたの髪質に対して、適切なアルカリ調節、放置時間を考えてもらえないと、髪に負担がかかりっぱなしになってしまいます。
また、パーマや縮毛矯正の場合、中間処理も非常に大事です。
(中間処理=合間に行うトリートメント)
これらの知識が豊富な美容師さんにお任せすると、髪がキレイになっていきますよ。
お家でも薬剤除去のヘアケアを取り入れる
なかには
「気に入った担当の美容師さんが見つからない!」
そんな人もいますよね。
そんな時は、日常でのケアに薬剤除去機能を持ったシャンプーを使いましょう。
これらが、あなたの髪を(薬害から)守ってくれます。
薬害の除去には「ヘマチン」が効果的です。
中身が黒っぽいシャンプーには、たいてい配合されています。
どうしてもこの香りがお気に入り!
シャンプーを選ぶとき「気に入った香り」で決める人も多いのではないでしょうか。
「どうしてもこの香りを使いたい…。」
そんな場合は「シャンプーを変えて、トリートメントは気に入ったものを使う」がいいですよ。
「え?逆じゃないの?」と驚く人もいるかもしれませんが、いくら高価なトリートメントを使ったとしても、シャンプーの質が低いと意味がありません。
なので、ヘアケアの第一歩は「シャンプーを変えること」から始まります。
つけすぎ注意!ヘアオイルの新常識
普段、なにげなく使っているヘアオイルは、使い方に要注意です。
なぜかというと、オイルは想像以上にシャンプーで落ちにくいものです。
シャンプー後にオイルが残っている状態で、乾かす前にまたオイル。。。
髪にベットリとオイルが残っている状態でドライヤーをすると、髪の温度がどんどん上がり、ダメージが進行してしまいます。
さらにヘアアイロンなども合わせて使ってしまうと、より深刻です。
アイロンの熱で傷む、というより油と熱の組み合わせに気を付けましょう。
使う際は少量にするか、もしくはシャンプーで落ちやすいミルクタイプの
トリートメントを使うのがオススメです。