最近、髪の毛先が白っぽい…。
そして、なんだか枝毛も増えた気がする。
家でしっかりトリートメントもしているのに、なんで?
お答えしましょう。
原因は、ズバリあなたの髪には
「CMC(シーエムシー)」
が足りていないからです。
CMCが足りていないと、つねにパサパサ・ゴワゴワ。
そして、枝毛や切れ毛だらけの髪になってしまうんですよね。
今回は、つやつや&さらさら髪には欠かせない要素「CMC(シーエムシー)」について、お伝えしていきます。
この記事を見て実践するだけで、あしたから「きれいな髪」になれますよ。
CMCってなに?
CMCの正式名称は「細胞膜複合体」といいます。
さっそく難しい名前が出てきましたね。笑
(もちろん、正式名称は覚えなくて大丈夫です)
このCMCは髪のどこにあるの?というと、角質の細胞と細胞の間にあります。
角質の細胞というのは
・キューティクル
・コルテックスといわれる毛皮質
のことですね。
わかりやすく、画像で説明してみましょう。
まずはこちらをご覧ください。
はい、カッパ巻きです。
髪の毛って、じつはこのカッパ巻きの構造に、とても似ているんですよね。
- 海苔(のり)→キューティクル
- ご飯→コルテックス(タンパク質)
- きゅうり→メデュラ(髪の中にある芯のようなもの)
というイメージです。
CMCは、この「海苔」と「ご飯」の部分にあるわけですね。
CMCは、どんな役割があるの?
CMCは、とっても大事な役割を、2つ持っています。
なにかというと、
・細胞同士を接着して、剥がれにくくしている
・薬剤の通り路としての仕事を請け負っている
という、髪にとって非常に重要な働きをしてくれています。
この2つについて、詳しく説明していきます。
細胞同士の接着とは?
皆さん、自分の髪の毛先を見てみてください。
じーっと見てみると…。
「毛先の部分が枝分かれしてる!」
「なんだか白っぽくなってる」
なんてこと、ありませんか?
これは、CMCが足りないせいなんです。
CMCの役割の一つは、細胞同士の接着でしたね。
(細胞とは、先ほども記述しました「キューティクル」と「コルテックス(髪の中のタンパク質)」のこと)
「CMC不足髪」になると、髪同士を接着できなくなるため、枝毛や切れ毛になってしまうんです。
とくに、ヘアアイロンを使う方は要注意!!
CMCは熱に弱いので、毎日ヘアアイロンをしていると、どんどん髪の中のCMCが無くなっていってしまいます。
その結果、
「もうくっつけるのが限界!!」状態になってしまった髪は…
「ベリベリ」と音を立ててはがれていく。
これが枝毛のメカニズムです。
薬剤の通り路とは?
CMCは、髪の接着剤としての役割だけではありません。
パーマ剤やカラー剤などの、薬剤の通り路としての役割もあるんです。
例えば、カラ―リングの場合。
本来ならば、カラー剤は髪のすみずみまで行き渡らないとダメなんです。
奥の奥まで浸透することで、キレイなカラーリングが楽しめるんです。
ですが「CMC不足髪」だとカラ―剤は、髪の奥まで届いていきません。
そうすると、カラ―剤は髪の表面だけでストップしてしまいます。
髪の表面でストップした染料は、洗えばすぐ落ちてしまいます。
そしてその結果、カラ―がすぐ落ちてまた染め直さなくてはいけない…。
といった悪循環に陥るわけですね。
「せっかく染めても長持ちしない」
原因は、ここにあるのです。
まとめ
いつも一生懸命ケアしているのに
「枝毛」や「切れ毛」に悩まされている。
そして、カラ―リングの持ちが悪い。
これらの原因は、あなたの髪にはCMCが足りていなかったんですよね。
CMCが配合されているシャンプーや、トリートメントを使ってみるだけで、驚くほど髪のコンディションが変わりますよ。
「せっかくケアしてるのに、悩みがなかなか解決しない…。」
そんな方の、参考になれば嬉しいです。
ぜひ、明日からのヘアライフに「CMC」を取り入れてみてくださいね。
それでは。
編集部オススメのケアグッズ
まずはCMCトリートメントを試してみたいという人にオススメです。
10gの使い切りサイズの5枚入り。
しっとりとした質感を求める人にオススメです。
使い方はシャンプー後、軽く水気をふき取ります。
その後、毛先を中心に塗布していきます。
クシなどを使って、しっかり馴染ませます。
2~5分ほど置いた後、よく流します。
美容室専売品を多く取り扱うデミ社からリリースされたCMCトリートメント。ラメラメと比べると、サラッとした質感になります。
使い方は上記と同様シャンプー後、軽く水気をふき取ります。
その後、毛先を中心に塗布していきます。
クシなどを使って、しっかり馴染ませます。
2~5分ほど置いた後、よく流します。
システムトリートメントに定評のあるリトルサイエンティスト社が販売するベータレイヤー。柔らかく、みずみずしい髪を求める人にピッタリのトリートメントです。
使い方はこちらも上記と同様です。
シャンプー後、軽く水気をふき取ります。
その後、毛先を中心に塗布していきます。
クシなどを使って、しっかり馴染ませます。
2~5分ほど置いた後、よく流します。