今回は「ピロクトンオラミン」という成分について書いていきます。
ピロクトンオラミンとは?
ピロクトンオラミンは殺菌薬として使われる有機化合物のことです。
(ちなみに塩の一種)
日本では1980年代から、人用の医薬部外品シャンプーに配合されています。
長年使用されているという事は、安全性が高いということですね。
日本国内で実施した試験において、マラセチア皮膚炎に対する有効性と安全性が確認されました。
効果・効能
先ほど、ピロクトンオラミンは殺菌薬として使われると書きました。
主に、どんなものを殺菌するのかというと「マラセチア真菌」を殺菌します。
このマラセチア真菌というのは、フケの原因でもあります。
フケの原因について簡単に解説
フケには2種類あります。
「脂性フケ」か、「脂性フケ以外」か。
このピロクトンオラミンは「脂性フケ」のほうに効果的です。
脂性フケというのは、皮脂を栄養としている悪い菌が発生していると思ってください。
頭皮を含め皮膚には「常在菌」という、病原菌から身体を守ってくれている菌がいます。
ですがシャンプーが合っていないなど、なんらかの皮膚トラブルが原因で「マラセチア真菌」が増えてしまうと、頭皮にフケが発生してしまうんですよね。
このマラセチア真菌を殺菌してくれるのに一役買ってくれるのがピロクトンオラミンというわけです。
フケでお悩みならピロクトンオラミン入りシャンプーを。
このように、「ピロクトンオラミン」を配合したシャンプーには
- 殺菌作用
- 抗酸化作用
- 頭皮の皮脂の過剰分泌を抑える
といった効果があります。
こういった作用によって皮膚の調子を整えてくれて、育毛しやすい頭皮環境を作ってくれますよ。
フケでお悩みの人は、是非参考にしてみてください。